第87回のハイデル・フォーラム２１九州地区セミナーは、一橋大学名誉教授の関 満博さんを講師にお招きし、オンラインにて開催させて頂きます。

中小企業庁長官が2018年の年頭所感で「今後10年の間に、70歳（平均引退年齢）を超える中小企業・小規模事業者の経営者は約245万人となり、うち約半数の127万人（日本企業全体の1/3）が後継者未定となっている」と語りました。企業数で99.7％、従業員数で70.1％である中小企業は日本経済社会のエンジンです。その行方はどうなってしまうのでしょうか？

関さんは、1973年以来約45年間、製造業を中心に中小企業の現場を歩き、交流を重ねてこられました。その活動範囲は、日本全国から中国・東アジア全域の地域産業や中小企業に及びます。訪問した中小企業数は、国内で8,000社、海外でも日系企業やローカル企業などを合わせて2,000社は下りません。関さんが全国で主宰している経営者や後継者を対象とする塾では財務管理・人事管理などの管理論は一切お教しえにならず、経営者としての心の持ち方、すなわち「中小企業経営者としての覚悟」を問いかけ続けていらっしゃいます。そこから生まれた地方の中小企業がイノベーションを起こした事例を交えてご講演頂きます。

近年、日本の中小企業はバブル崩壊、リーマンショック、東日本大震災など幾多の危機と遭遇して来ました。本セミナーでは、こうした中小企業をめぐる時代背景や現状を俯瞰しつつ、全国各地の中小企業が様々な創意工夫を施し、日本経済が直面する人口減少、高齢化、グローバル化、事業承継と言う大きな関門において、中小企業がいかに活路を見出して行くかについて有効な示唆を与えて下さる事は間違いありません。

 

● 開催日時：２０２１年 ７月１３日（火）１７：３０～１８：４５
● 開催形式　：オンラインセミナー
● 参加申込　：オンラインセミナーの申込はこちらから
● 視聴方法　：「YouTube Live」 (※YouTubeが視聴できる環境であれば問題ございません）
● 参加対象　：ハイデル・フォーラム21会員企業様（※非会員は参加申込をご遠慮いただいております）
● 応募締切　：2021年7月6日（火）
● 講演内容　：テーマ：「地域経済と中小印刷企業の未来を考える」
● 講　師：関 満博（せき　みつひろ）氏　一橋大学名誉教授

【講師プロフィール】
１９４８年 富山県生まれ
１９７１年 成城大学経済学部卒業
１９７６年 同大学院経済学研究科博士課程修了　 東京都商工指導所を経て
１９８９年 東京情報大学専任講師
１９９３年 東京情報大学助教授
１９９５年 専修大学商学部助教授
１９９８年 一橋大学商学部教授
２０００年 一橋大学大学院商学研究科教授
２０１１年 一橋大学名誉教授、明星大学経済学部教授
２０１８年 明星大学 退任

【主な受賞】
１９８４年 第９回中小企業研究奨励賞特賞
１９９４年 第３４回エコノミスト
１９９７年 第１９回サントリー学芸賞
１９９７年 第１４回大平正芳記念賞特別賞

* お申込み後、開催日前日の７月６日（火）にメールにて視聴方法をご案内いたします。 必ずメールアドレスのご記入をお願い致します。
* HDF21非会員企業へのメールの転送はご遠慮ください。
* 開催当日の録音・録画はご遠慮ください。
* 進行具合により若干時間が前後する可能性がございますのでご了承ください。